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インフラ/運用

衛星インターネットStarlink導入レポート@新宿

2022.12.20
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Starlink、始めました

この度弊社@新宿付近でStarlinkを導入しましたのでレポートをしていきます。

Starlinkと言えばSpaceX社社長のイーロンマスク氏がウクライナへ無償提供したことでも話題となりました。今回はそんなStarlinkの魅力や実力を伝えていければと思います。

Starlinkとは

StarlinkはSpaceX社が提供する衛星インターネットサービスです。

Starlinkの衛星インターネットではアンテナを設置し電源を繋げるだけで電波の届きにくい山間部や海の上でのインターネット通信が可能になります。 通常のインターネット回線のように敷設工事も不要ですし、モバイル回線のように各地に大きな基地局などもないのが大きな違いになります。

Starlinkでは、SpaceX社が宇宙に打ち上げた3500基の衛星が中継基地の役割を果たすことで、それぞれの衛星がカバーするエリアへのインターネット通信を可能にしています。 現在は限られた国や地域へインターネット通信の提供をしていますが、今後22000基もの衛星を追加で打ち上げることで更なるサービスの強化を目指しているようです。

Starlink開封の儀

Starlinkの箱

実際にStarlinkの箱が届いてみると想像よりも大きい印象を受けました。 箱は横1m縦60cmほどの大きさがあり重量も10kgほどあるように感じます。

開封後1

箱を開けてみるとまず出てきたのは簡単な取扱説明書。 説明書には文字はなく

  • アンテナを設置
  • 電源を接続
  • スマホからwifiを選択
  • という流れをイラストのみで表しているようです。

    開封後2

    説明書を取り出すとStarlinkのアンテナ本体が姿を表しました。 アンテナ、ルーター、電源が既につながった状態で箱に入っているので、まさに電源をつけるだけという手軽さです。

    アンテナ上向

    台座とアンテナを組み立てて電源コードをコンセントに繋ぐと早速アンテナが真上を向き始めました。 真上を向いた状態ではローテーブルというのがピッタリなサイズ感と佇まいになります。 この時点でスマートフォンでwifiを確認してみるとStarlinkのアクセスポイントが表示されていました。

    設置・速度の計測

    室内では電波が入りづらいということで、アンテナを弊社の入っているマンションの屋上へ設置してみます。

    アンテナを設置ししばらくすると、アンテナが電波が届きやすい方向へ自動調節を始めました。 インターネットの接続準備はこれで完了です。 Starlinkが飛ばすwifiに接続すると確かにインターネット接続されているのがわかります。

    それでは気になる速度のほどは...

    弊社の屋上では下りで0.1Mbpsしか出ませんでした...

    原因としては電波の強い方向に大きなタワーマンションやビルが建ち並んでることが考えられます。 弊社オフィスのような都会のど真ん中では、遮蔽物が多すぎて十分に電波が届かず速度の低下につながってしまうようです。

    さいごに

    話題のStarlink、今回は良いインターネット環境が作れたとは言えないですが、どこでもインターネットに接続できるというのは大きな魅力に感じます。 ちなみに弊社のStarlinkはここでお役御免となり、今ではオシャレなローテーブルとして第二の生を受けています。

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