スマートスピーカーとは

スマートスピーカーという領域がもりあがっています。日本ではまだ発売されていませんが、北米をはじめとする国では、Amazon Echoというスマートスピーカーが結構な台数販売されています。自社でのスマートスピーカーのR&Dがだいぶ進んだので中間報告。

Amazon EchoとAlexaの関係

Amazon Echoとは、Amazonが販売しているハードウェアのことで、Alexaとはその裏のプラットフォームを指します。なので、Amazon Alexa 対応のハードウェアはAmazon以外も販売できます。

前回のCESでは、家電メーカーがこぞってAlexa対応を発表していました。 http://scrum.vc/ja/2017/01/09/ces-2017/

Amazon Alexaなどの音声プラットフォームのことは「ボイスアシスタント」と呼ばれていたりします。ちょっとGoogleアシスタントに引っ張られている感ありますが、Amazon Echoを使ってる限りアシスタントという用途はちょっと違和感あります。「秘書感」はあんまりないです。

Amazon Alexaの競合に相当するもの

この辺を抑えておけば大丈夫かと思います。

  • Google Assistant(デバイス例:Google Home)
  • Microsoft Cortana(デバイス例:Invoke)
  • LINE Clova(デバイス例:WAVE)

Amazon Alexaにはスキルマーケットがある

Alexaはサードパーティがアプリを作るマーケットがあります。そのアプリを「スキル」と呼びます。そしてスキルストアがあります。 https://www.amazon.com/alexa-skills/b/ref=topnav_storetab_a2s?ie=UTF8&node=13727921011 ストアがあるということは、そこにランキングがあり、そこに新着があるということです。久しぶりですねこの響き。

ただ、今のところ無料アプリしかおいてないようです。無料か有料かのフラグがあるのでそのうち有料もあるのではないかと思います。

スキルの区分

スキルには3種類の区分があります。

flash briefing

ニュースを読み上げるだけのスキルです。What’s in the news? って聞くと、アレクサは今日のニュースを読み上げてくれますが、その際にインストールしたFlash Briefingスキルを上から順に読んでくれます。テキストをそのままAlexaに読ませてもいいのですが、独自に作ったmp3を流すことも可能です。コントロールは予め決められた枠内のみで機能します。

smart home

Alexa対応の家電を操作するスキルです。有名どころとしてはフィリップスのHueですね。 http://www2.meethue.com/en-us/friends-of-hue/amazon-alexa/ 他にも、IKEAが家電をAlexa(他音声アシスタント)対応するとのことです。 http://japanese.engadget.com/2017/05/24/ikea-tradfri-siri-alexa-google/

custom skill

IT業界の人達が一番興味があるのはこのカスタムスキルではないでしょうか。プログラマブルなのはこのカスタムスキルだけです。ユーザの音声をテキストに変換するのはAlexa側がやってくれるので、プログラマは音声を直接扱う必要はありません。簡単なスキルであれば、テキストを返すとAlexaが読み上げてくれます。チャットBOTを作るような開発ですね。

チャットbotと決定的に違うのは、URLを送りつけたり選択メニューを出せないということですが、URLを送りつけるチャットBOTはその時点で負けだと思っています(個人的の感想)。

まだまだR&Dフェーズですが、弊社ではスキルを複数作ってみております。コツや制限はいろいろありますが、「声と耳だけでコントロール」ってのはかなり便利です。殆どの対人コミュニケーションは会話です。

カスタムスキルは、ユーザ毎のプライベート領域もあるので、個人設定を保持することが可能です。ECサイトの認証トークンを保持しておけば、「○○買って」と言うだけで、配達するスキルは開発可能です。スクレイピングでやっちゃえばEC側に手を入れずにすぐにアレクサ対応可能です。

Amazon Echo単体の魅力

どこからでも聞けるマイク

どこからでも聞けなくちゃだめです。PCやスマホはあえて「前面の音のみ拾う」ことに特化ていました。マイクは7個ついています。 https://japan.cnet.com/article/35099774/

うるさくても拾えるマイク

スマートスピーカー自体が、スピーカーとマイクが接しています。大きめに音楽がなってる時でも、こちらの命令を受け取ってくれます。不思議でしかたないけど、絶対必要な機能です。

低価格

北米では180ドルで売られています。2万円くらい。大人が買う新しいインターネット端末としては安い。「いい音のBluetoothスピーカー」とみても安い。リビングと寝室に複数台買ってもいいですね。複数台のEchoがあっても、片方しか反応しないという賢さもあります。

Spotifyとの相性がいい

スピーカーですから当然音楽との相性はいいです。AlexaをSpotify のアカウントと連携しておくと、「play dirty work」って言うだけで、ブルゾンちえみのBGMが流れてきます。「play songos by babymetal」って言うとベビーメタルの曲がずらーっと流れてきます。「next(次)」「louder (もっと大きく)」「what’s plaing?(今の曲何?)」くらいのコマンドだけで、音楽は一通り楽しめます。

Spotify自体が音楽聞き放題では老舗で堅実なので、他の聴き放題とちがって「オルゴールバージョン」とかでごまかしてないのがめちゃくちゃありがたいですね。

iPodとiTunes(実際にはgnutella)が音楽の聞き方を変えたみたいに、Amazon EchoとSpotifyの組み合わせは、一日の過ごし方を変えそうです。

一度でも声だけで音楽を操作することを経験すると曲送りで手を使うことが面倒に感じます。