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スプシで複数の表や列を1つにまとめる方法【FLATTEN関数の使い方】

2025.05.23
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はじめに

こんにちは、エンジニアのmiyakawaです。

表のデータを扱うとき、基本的は1つのテーブルにまとまっています。ExcelやGoogleスプレッドシートの表も基本的には、1つのシート内に1つの表としてまとまっています。

ですが同じ表が複数のシートに分かれていたり、列が複数の表に分かれていて、それぞれのデータを1つずつ集計する必要があり扱いづらいです。

表が複数シートに分かれていたり、列の情報が複数に分かれている場合は、1つの表や列にまとめることで、データの扱いやすさが向上します。

今回はGoogleスプレッドシートにて、複数の表を1つの表に、複数の列を1列にまとめる方法をお伝えします。

列を1つにまとめる関数の紹介

Googleスプレッドシートでは、FLATTEN関数というものがあります。

使用方法は以下の通りです。

=FLATTEN([範囲], [範囲2...])

FLATTEN関数は選択した範囲を1列にする関数です。

FLATTEN関数を使用することで、複数の列を1つの列に統合することができます。

実際の使用例

例えば、日次毎に商品の売り上げ表が分かれている場合を考えます。

日次毎の商品売り上げ表

それぞれの表には、商品の行が欠けていたり順不同で並べられています。

このようなデータは、分かれた状態で扱うのではなく、一つの表に変換にすべきです。

初めに先ほどの一列に並べるFLATTEN関数を用いて、商品列を1つにまとめます。

日次毎の商品列を1つにまとめる

また、今回は右隣が常に売り上げ列のため、商品列を1列にまとめたFLATTEN関数を右にコピーすることで、売り上げ列も一列に簡単にできます。

日次毎の売り上げ列も1つにまとめる

商品列、売り上げ列を指定して1つの表にまとめることができましたので、ピボットテーブルによる集計などが簡単になります。

終わりに

今回は複数の表を1つの表にまとめるために、FLATTEN関数を用いました。他に複数の表を1つにまとめる方法として、QUERY関数などが挙げられますが、FLATTEN関数ですとより簡素に扱えると思い紹介しました。

また、表に複数列がある中で1つの列の集計などの場合は、特にFLATTEN関数が便利かと思いますので、みなさんぜひご活用ください。

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