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お知らせ
2025年度事業計画

2025年度の株式会社ルーター事業計画を発表致します。本計画に沿い、本年度も事業を推進して参ります。
主要事業・プロダクト
- データアグリゲーション
- オープンデータ構築
- データハブ
- データコンサル
プロダクト
- アドクロール
- AIクローラー
主要事業
▼データアグリゲーション
生成AIバックエンドのニーズの拡大
生成AIが普及するにしたがって、創作ではなく要約の事例が高まってきました。その際に必要なのが要約元となるデータです。RAGのバックエンドとしてのサイト横断クローラーの構築事例が増えており、今後も一次データ収集のニーズは増えていく見込みです。
インフルエンサーマーケティングの案件拡大
インフルエンサーマーケティングが拡大するにつれ、その管理工数が高まっています。どのインフルエンサーがどのような案件を行っていてどの程度の反応があるかというような振り返りは必須であるにも関わらず、人力で行うにはかなり煩雑な作業となっています。弊社のネイティブアプリスクレイピング技術により大規模なインフルエンサーマーケティングであっても案件の実施と反響が隅々まで把握できるようになっております。
▼オープンデータ構築
インターネット上で公開されてる情報を収集し、サイト・サービス横断でオープンデータを構築します。
自治体DXのニーズを支援し、サイト上で提供されているコンテンツをオープンデータ化いたします。AIクローラーを利用した横断検索技術によりデータを収集し、名寄クロールを利用した高精度なデータクレンジングを行います。
住所に関しては新旧の表記がまだ混在しており、国土交通省や総務省が出しているマスタどおりにはいかないことが多いです。弊社ではすべての住所を正規化するところまでをカバーしており、非構造化データを構造化データとして変換する強みをより活かします。
▼データハブ
複数のSaaSやDXツールを自動連携することで、コスト削減という価値だけではなくデータを守るという観点でのデータ統合を行います。全てのエンジニアがサーバーサイドエンジニアであるという組織力を活かし、端末を経由しない安全なデータ交換を実現します。
今後はAIエージェントという領域と重なってくるため、自社のデータハブ案件に生成AIを組み込むケースと、AIエージェントが苦手な領域(スマホ自動操縦など)をカバーするべく棲み分け・統合を提案します。
事例
- モール横断でのEC店舗の商品出品作業を自動化
- 飲食予約の在庫管理をサイト横断で自動化
- 広告配信管理画面とデータ分析基盤との連携
- 上場企業適時開示情報のサイトコントローラー
▼データコンサルティング
データ分析だけではなくスクレイピングを含めた前処理からAPI化までのサービス実装まで幅広くカバーします。
前期から今期にかけて、生成AIに関するPoCを行ってまいりました。生成AIを創作に使うのではなく要約に大きな価値があると見立て、広告クリエイティブの効果予測や、自治体や官公庁が公開するPDFの図表の要約・自動タグ付けに利用しています。
プロンプトエンジニアリングと言われるように、生成AIを使う際にも適切なプロンプトと出力結果に対して期待値と照らし合わせて品質を高めていく必要があります。その点ではこれまでのエンジニアリングと変わりがありません。弊社のエンジニアリングは実験に強いという特徴があり、十分なサンプルサイズで多くのテストができる点を活かします。
生成AIが避けて通れないハルシネーションに関しても、クローラーで収集した高精度のマスタ情報と照らし合わせることで精度向上を実現しております。単に生成AI導入するだけではなく、現場の期待値に沿うところまでを責任をもって伴走しております。
生成AIを利用しない一般的な機械学習プロジェクトも案件拡大しております。大手消費財メーカーの機械学習プロジェクトを事業部横断で推進し、企画・データ分析・API化・サービス化まで一気通貫で行っております。
プロダクト
▼アドクロール
アドクロールとはインターネット上に出稿される様々な広告クリエイティブをクラウド上で収集し、これまで困難であった他社の広告出稿戦略の分析を可能とする、国内最大級のインターネット広告・アプリ広告クリエイティブデータベースです。
広告制作参考や競合調査に利用可能な最新の広告クリエイティブはもちろん、AIの学習データとして活用可能な過去の広告データを含め、国内最大規模といえる膨大な広告データを蓄積しています。
2017年のサービスリリースより着々と成長を続け、デジタル広告/D2C/SaaS/コンサルティングの各業界でNo1の広告クリエイティブデータサービスとなっています。
前期の取り組み
- アドクロール全メニューの広告クリエイティブを横断検索可能に
- モニタースクレイピング(※1)によるデータの質と量の向上
- リニューアルに先行して新機能を公開
- タイムラインモード(※2)による動画シナリオの閲覧UX向上
- テキスト検索機能(※3)公開
今期の展開
- アドクロールリニューアル実施
- バックエンドデータベースを置き換えることでのUX向上
- 業務支援メニュー(営業リスト・BI連携・LPスクショCanva同期など)の提案
- 企画・制作フェーズでの生成AI連携機能
- 広告に連動した購買データとの連携・提携検討
▼AIクローラー
AIクローラーとは、通常のスクレイピングとは違い、未知のサイトに対するデータ収集を可能にするプロダクトです。必要なサイトを見つけるところからスタートし、人間が行う調査業務を自動化いたします。
HTMLだけではなくPDFを含めた公開ドキュメントもスクレイピングの対象にすることで、官公庁や自治体が公開するデータをいち早く網羅的に収集することを可能にしております。
AIクローラーについて
前期の取り組み
- PDFスクレイピングをフックにした自治体横断スクレイピング案件の増
- 技術ブログを使ったAIクローラーの技術情報の積極開示
今期の展開
- PDFスクレイピングの自社ライブラリ再構築
- 生成AIとの組み合わせで、データ収集後の要約・タグ付け・分析までを提案
- インフレという社会情勢も反映した総合的な価格調査のサービスの検討・検証
※1 モニタースクレイピング 外部モニターを使って、普段使いのスマホで日常的に使ってるスマホをロギングすることで、どのアプリでどの広告が出現しているかを記録する手法。よりリアルなサンプリングが可能となる。
※2 タイムラインモード 動画を再生することなく一覧上でコマ割りでプレビューする機能。冒頭替えなどのABテストの状態がわかりやすくなる。
※3 テキスト検索機能 テキストクリエイティブのキラーフレーズを見つけやすくするための機能。ブランドを超えて使われるフレーズやキーとなる造語などがどのように始まってどのように広がってるかが発見できる。
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