株式会社ルーターが運営するインターネット広告クリエイティブの分析プラットフォーム「アドクロール(※1)」の新規オプションサービスとして、広告に設定されたランディングページ（LP）のURLドメインを集計軸に営業リスト作成・競合分析を行うことができる「ドメインクロール」のサービス提供を開始致しました。

ドメインは企業／ブランド／サービス毎に取得されることが多いため、「ドメイン単位の広告グループ」で広告分析を行うことで、企業／ブランド／サービス単位での出稿傾向の可視化が可能となります。広告表示回数（出稿量の代替指標）が伸びているドメイン（≒企業／サービス／ブランド）一覧の営業リスト化、競合のドメイン単位での網羅的な広告出稿傾向の調査、ドメイン単位を集計軸とする外部サービス（ドメインのアクセス流入分析ツールなど）とのデータ突合、などに活用が可能です。

ドメインクロールの機能／活用例

ドメイン検索機能

マーケット、媒体を始め、特定キーワード、ドメイン種別（com、co.jp、など）、ドメイン文字列の部分一致、などの条件で調査対象のドメインをフィルタリング可能です。このフィルタリング機能により、例として以下のようなドメインリスト（営業リスト）の作成が可能となります。

• 健康食品関連で「サプリ」というキーワードを出稿広告テキストに含むドメインリスト
• 建設／不動産関連で「co.jp」を持つ（企業一覧に近い）ドメインリスト
• LINEで5月の広告表示回数（出稿量の代帯指標）の多いコスメ系のドメインリスト
• など

ドメイン詳細情報閲覧機能

指定ドメインに関連するドメイン、広告主、広告、LPなどの詳細情報を確認可能です。ドメイン単位の広告グループで競合分析を行うことで、競合の広告運用を分析するうえで以下のような網羅的な分析が可能となります。

• サブドメインを細かく切り替えながら、サブドメイン毎に商材や広告訴求を変更している競合の、新規のサブドメインをいち早く捕捉
• 広告主の名称の表記ブレ（商材ごとに広告主を分ける運用を含む）をドメイン単位の広告グループで吸収し、競合の広告を網羅的に分析
• 指定ドメインに所属する新規のLP、あるいは、指定ドメインに送客する新規広告の早期発見

主な活用事例一覧

• レポーティング活用：ドメイン単位でSEOやSNSからの集客方法を可視化するような他社ツールとアドクロールの広告データを統合して、競合の集客経路（オーガニック、SNS、広告など）をより詳細に網羅的に分析・レポーティングすることが可能です。
• 営業リスト活用：広告表示回数（出稿量の代帯指標）順にドメインを並べ替えすることで、広告出稿／投資意欲の高いドメイン（≒企業／サービス／ブランド）の一覧を営業リストとして活用することができます。
• 営業リスト活用（広告制作／広告運用代行）：特定の媒体やマーケット、訴求方法などを細かくフィルタリングして対象ドメインを厳選することで、自社の強みをアピールしやすい広告制作／運用代行の営業先リストとして活用できます。
• 競合調査活用：ドメイン単位の広告グループで広告主の差異を吸収して競合の出稿状況の分析が可能です。ドメイン単位で新規に出現したクリエイティブやLP、サブドメイン、広告主の情報を素早く検出し、競合の新規訴求（ABテスト）や新規商材の把握することができます。

ご提供方法に関して

ドメインクロールは、アドクロールのオプションサービスとしてのご提供となります。ドメインクロールご利用に関する詳細は、下記「CONTACT」ボタンよりお問い合わせください。

※1 アドクロールとは
従来、広告会社やクリエイティブの制作会社では、広告出稿状況調査や、競合クリエイティブ分析の元データとして、人的コストをかけ手動オペレーションによる広告クリエイティブ素材収集が行われていました。また、広告クリエイティブのデータ収集（特にネイティブアプリ広告領域）においては、高度かつ特殊な領域の技術が求められるため、社内システム部門で広告収集をシステム化する場合でも長期的な技術研究が必要となります。さらに媒体側の広告配信の仕様が変更された場合には、都度、広告配信仕様の再調査が求められます。

アドクロールはこれらの課題を解決するサービスです。弊社の強みであるデータアグリゲーション技術を生かしたクラウドベースのクローラーにより、各媒体の広告クリエイティブ情報をアドクロールクライアント様に替わり日々自動収集し、広告クリエイティブデータを定期配信致します。これにより、これまで人的リソースの問題、技術的障壁の問題により収集できなかった広告クリエイティブデータを業務活用することが可能になります。